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藤田幸久日記
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2006年12月29日(金)
一年中有難うございました。
一年中お世話になりまして、有難うございました。
本年も地元、北区や足立区で多くの行事に参加し、皆様をお訪ねし、耐震偽装問題、中古電化製品問題、介護や年金などの問題でも皆様のお役に立って参りました。格差や下層社会のモデルとして足立区が取り上げられましたが、そうした格差への取り組みを行うと共に、足立区の良さ、優れている点を紹介しました。 また、6月にはジュワ島地震の現場に飛んで支援活動を行いました。 7月には、G8サミット直前に開かれた「もう一つのロシア会議」に 出席し、その後ますます明らかになった「内に強権政治、外に覇権主義 を加速化するロシア」の実体を見て、毎日新聞や世界週報に寄稿しました。 6月号の中央公論の論文「岸信介・アジア和解外交の検証」は、就任 直後の安倍首相の中国・韓国訪問の一つのきっかけになった、と言われます。 12月に出版された「国連と地球市民社会の新しい地平」の一部を執筆させていただきました。 来年も、正直で、真面目な人が馬鹿を見ない社会、格差や弱いものい じめが拡大する中で、庶民が泣く社会を、庶民が笑う社会に変えるために猪突猛進します! 皆様も、ご家族ともども、良い新年をお迎え下さい。 ![]() 2006年12月28日(木)
佐田大臣の辞任と、十条銀座訪問の安倍首相
佐田玄一郎行革担当大臣が辞任しました。実体のない事務所を政治団体の所在地として届け出ていた。別の団体の経費を付け加えていた、ということがその理由で、「虚偽記載は犯罪性が高い」と、多くの専門家が指摘しています。
きょう、永田町で自民党関係の政治資金に詳しい人の話によれば、伝えられているような「裏金」ではない、とのこと。裏金なら、そもそも記載する必要がないからだ。では、何のため?その人も理由がわからない。何かと区別の事情があるのか、まるで初歩的なミスなのか? いずれにしても、安倍内閣には「危うい人」が多過ぎる、とその人の指摘。小泉内閣の方が、いわゆる「身体検査」といわれる身辺調査をしっかりやっていたようです。 そんな中、任命責任が問われ続けている安倍さんは、私の地元の十条銀座商店街やお隣、板橋区の企業視察に。この商店街は歴代総理がマスコミを連れて視察する定番のスポット。公明党の大田代表や、下村官房副長官の地元でもあり、それらの人々の支援興業です。 大臣辞職と仲間の応援サービスの一日でした。「危うい人たち」にしっかり目を光らせる必要があります。 2006年12月24日(日)
滝野川教会のクリスマス・イブ
きょうは、滝野川教会でのクリスマス礼拝に出席しました。イブの日曜日で、230人程が出席し超満員。今月は聖路加病院の日野原重明先生などの講演もありました。きょうも大木英夫聖学院大学理事長、阿久戸光晴学長なども出席し、深井智朗牧師のメッセージを頂きました。生き方や、人生の決断にも大きな勇気を頂きました。
今年のクリスマスのしおりに、私のクリスマス経験を書いて欲しいと頼まれ、以下のような経験を書かせていただきました。ご笑覧下さい。 「カンボジア難民キャンプでのクリスマス」 1980年12月25日私はアメリカ人牧師の案内でタイ国境からカンボジアの難民キャンプを目指していた。私たちは前夜、国境のふもとの高床式の家の蚊帳の中で寝た。致死性マラリアが蔓延する緊迫した山登りの途中、ライフルを持つタイの兵士やカンボジアの少年兵も見かけた。朝もやが消え、2時間程でジャングルの中にソク・サン村(平和の村の意味)が開けていた。2年前のクリスマスにカンボジアに侵攻したヴェトナム軍と、虐殺の悪名高いポル・ポト派との共産勢力同士の内戦の狭間で、唯一民主的な第三勢力として、清廉なソン・サン元首相がレジスタンス運動を始めた「解放村」であった。 広場の特設舞台では、民族衣装を着た女の子たちが伝統舞踊を披露し、学生服の男の子たちが「幸せなら手をたたこう」をコミカルに踊ってくれた。そして、聖母マリアや羊飼いに扮した子供たちがクリスマスの劇を演じてくれた。危険なこのキャンプでの支援は、欧米のキリスト教団体が主役であった。モナコのカソリック、アメリカのセブンスデー・アドベンティスト、フランスのイエズス会などである。立正佼成会など世界宗教者平和会議(WCRP)も活発で、これが縁で後に飯坂良明前聖学院大学学長とも知己を得た。 宗教団体が援助を担うため、ここでは物質援助の他にトラウマのケアなども行われていた。殺伐とした他のキャンプとは異なり、オアシスのような雰囲気に満ちていた。この日は、同年4月にローマで洗礼を受けた私にとって、クリスチャンとして最初のクリスマスとなり、その後の私の生き方に大きな影響を与えてくれた。それは、「人道援助には信仰が不可欠である。(冷戦後、とりわけ、9.11後拡大している)憎しみの連鎖を断ち切り、和解や紛争解決をもたらすのは信仰の力である」という確信である。案内役のアメリカ人牧師は、翌年6月に私たちの結婚式の司祭を務めて下さった! 2006年12月23日(土)
「国連と地球市民社会の新しい地平」を出版
「国連と地球市民社会の新しい地平」という本が、今週東信堂から出版されました。
紛争やテロ、自然災害などが続出する世界にあって、各国の利害調整以上に、地球社会の公共性やリーダーシップが求められる国連と、NGOや企業、メディアなどの市民社会との連携のあり方を、様々な分野の専門家が共同執筆したものです。 私も、「国連と市民社会―議会、NGO、市民の連携による和解と紛争解決」というテーマで、MRAによる独仏和解、岸首相のアジア和解外交、対人地雷禁止条約、最貧国の債務帳消し運動、議会や政党による民主化支援活動、災害緊急援助における政府とNGOの連携などについて書きました。 他に、日本赤十字社の近衛忠輝社長、国連の神輿隆博大使、NHKの道傳愛子さん、難民を助ける会の長有紀枝さんなどが執筆しています。 国際キリスト教大学の功刀達朗教授(元国連事務次長)と中央大学の内田猛男教授が編纂しています。 私の章は、近々「メディア・トピックス」にアップしますので、ご一読下さい。 2006年12月21日(木)
庶民が騙され続けた一年、と花とんやさん
王子の花とんや、梁島さんを訪ねました。息子さんや奥さんとお正月用のしめ飾り作りの真っ最中。生の素材を使うため、短期間に手作りで2000本も作るとのこと。
その合い間に、今年を代表する言葉として「命」などが選ばれましたが、むしろ「騙し(だまし)」の方がピッタリでないでしょうか、と梁島さんがおっしゃいます。 建物の耐震構造も、高校の必修科目も、年金の給付額も、経済最長率の数字も、ホリエモンの株も、タウン・ミーティングも、そして、昨年の刺客選挙も「騙し」ではないですか?と。 全くごもっとも! 正直者がバカを見ない世の中を作っていかなければ、との思いを新たにしました。 ![]() 2006年12月19日(火)
野田理恵子さん、北とぴあで帰国リサイタル
野田理恵子セシリアさんのソプラノ・リサイタルが、王子の北とぴあ「さくらホール」で開催されました。
野田さんは、東京芸大在学中から劇団四季で演技・バレー等を研修。卒業後、イタリアの奨学金でミラノ・スカラ座にて研修。1985年から多くの国際音楽コンクールで優勝、入賞。更に、オペラ・歌曲などでも活躍。イタリア人のピアニストの夫と3人の娘さんとイタリア在住です。 「4つの子守唄に母の愛を込めて」というテーマで20曲を歌って下さいました。人間の最大の暴力「戦争」が続く中、地球人としての最高の芸術「平和」を求めて、戦争や暴力を地球から失くしたい、というのがメッセージでした。 コーラスは、女子聖学院の卒業生などが結成した「コールシオン」が行って下さいました。この中に野田さんの妹、足立区鹿浜の鈴木陽子さんがおり、夫の勝博さんと共に、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいています。 松坂や井川が何十億円もで海外で活躍する時代になりましたが、地道に長年海外で活躍する野田さんのような日本人が、こうして時々帰国して日本で腕を披露して下さる機会を増やしていただきたいものです。 2006年12月17日(日)
やらせTM20億円に百万円返上への怒り
15日の安倍内閣不信任決議案の提案理由として、菅直人代表代行は、
(あまり報道されていませんが)以下を挙げました。 1.やらせタウンミーティングの実質担当者としての責任、 2.いじめ、未履修などの現場の問題の解決に役に立たない政府の教育基本法案の成立、 3.麻生外相の核武装発言の容認と閣内不一致、 4.英米も失敗を認めたイラク戦争を支持した責任を取らない政府、 5.郵政造反組の復党に対して、解散して信を問わないこと、 6.障害者自立支援法という悪法を成立させたこと、 7.格差拡大社会を放置していること、 8.地方切捨ての政策の続行、 9.道路特定財源の一般財源化の道路族との間の妥協、 10.総理就任前の後の発言のぶれ、 などを挙げました。 タウンミーティング174回中、国から延べ436人の発言依頼があり、65人に対して5千円の謝礼が支払われていた。 1回につき百万円もあれば十分なのに、2千万円以上も電通と朝日広告社の2社に支払われていたことなども明らかになっています。 昨晩出席した王子の老人会の忘年会でも、20億円もの無駄遣いに対し、総理などの百万円の給与返上とは余りにも馬鹿にしている!介護や税金など弱いものの負担増ばかりだ!それにしても、国会で議席の足りない民主党は、もっと見える形で戦え!とお叱りを受けました。 こうしたお年寄りや、庶民の怒りや励ましを活かして頑張り続けたいと思います。 2006年12月15日(金)
北区指紋認証、政務調査費開示、ハンセン病
北区、北区議会、北区の市民のイニシアチブが話題を呼んでいます。
一.北区は、約3000人の全職員を対象に区役所内部の情報システムを利用する際、指紋認証による本人確認方法を導入しました。全職員を対象にした導入は23区初とのことです。 これまではユーザーアカウントとパスワードを入力することで本人確認をしていたが、盗用される恐れもあることから変更したものです。指紋の画像による認証でなく、指紋表面の凹凸による温度差を数値化し、センサーを指でなぞるだけで確認ができます。将来的には、戸籍など区民情報を扱うシステムでも指紋認証を導入する方向で検討しているとのことです. 二.北区議会各派による幹事長会は政務調査費に係る情報公開請求について、その対応を決定しました。(1)政務調査費収支報告書は、平成13,14,15,16年度分を公開する。(2)帳簿・領収書は、平成16,17年度分を開示する。(3)平成19年4月に向けて、各会派で構成する検討組織を設置し、使途基準の明確化等について検討する。 という内容です。更に、前向きな開示を進めて欲しいと思います。 三.ハンセン病元患者の姿を撮影したフォトジャーナリスト、八重樫信之さんの写真展が赤羽文化センターで開かれています。ハンセン病の映画上映会を開催してきた市民団体「風を紡ぐ会」(藤田越子代表)が企画したものです。藤田さんは3年前、ハンセン病元患者の詩人の姿を描いた映画「風の舞〜闇を拓(ひら)く光の詩」の上映会を開きました。私も、藤田さんと何の縁戚関係もありませんが、応援をさせていただきました。 私が、「ハンセン病という名前の由来が、ノルウェー人医師だ」とノルウェー大使館に話すと館員は知りませんでしたが、知り合いの大使が、映画会の後援を決めて下さいました。 差別や、病の苦しみを超えて生き抜く元患者の皆さんの勇気と人間の尊厳の大切さを見ていただきたいと思います。 2006年12月14日(木)
汚職列島十大ニュースは、官製談合が主流
トランスペアレンシー・ジャパンという、汚職への警告、撲滅活動を行っている世界的なNGOの日本組織が日本の「10大腐敗疑惑事件」を12月9日に発表しました。
その、今年の10大ニュースは、 (1)県知事たちの甘い罠(わな)―談合と選挙資金(2)世に裏金の種は尽きまじ(岐阜県と厚労省地方労働局)(3)官製談合で防衛施設庁は解体(4)ライブドアの粉飾決算疑惑(5)村上ファンドのインサイダー取引疑惑(6)打とう自治体の同和利権をめぐる癒着(7)夕張市の巨額の赤字隠し(8)繰り返される差額関税悪用の脱税行為(9)巧妙な手口、汚泥施設の談合(10)大学教授の研究費不正流用疑惑、です。 この他に、番外編として、(1)偽装列島、(2)タウンミーティングやらせ問題、を挙げています。 このNGOを1990年代の初めに立ち上げたのは、国連のアフリカ担当であったピーター・アイゲン氏で、私も日米欧の経済人たちとベルリンの本部に彼を訪ねたことがあります。 汚職を、単なる善悪や、道義的な観点から論ずるのではなく、社会的コストや貧困、更には紛争の増大に密接に関連していることを周知させようというのがこのNGOの目的の一つです。 私もこの日本組織の立ち上げの際に、末席をけがしたことがあります。 今年の10大ニュースでも 「政・官・業」の癒着が中心です。12月9日は、国連腐敗防止条約が調印された日ですが、この条約に便乗して「共謀罪」を成立させようとして失敗しています。そんなことよりも、まず日本官製談合や汚職構造にしっかり取り組むべきです。汚職の市民生活に与えるコストはあまりにも大きいのですから。 世界の汚職度マップ(濃い赤が最悪。薄い黄色が最良。日本は17位) ![]() 2006年12月12日(火)
下層社会における、創造的な労働組合活動
連合足立地区協議会の総会に出席しました。
足立区は今年、東京の「下層社会」とか「格差社会」のモデルとして新聞や文藝春秋などで取り上げられ、東京一の犯罪、生活保護、低学力などが話題になりました。 その足立区の働くサラリーマンなどを代表する連合の集まりなので、今年はどんな雰囲気かと、興味をもって出かけました。 活動報告を見て感じたのは、仕事や生活に根ざした地道な、そして創造的な活動をこまめにこなしているということでした。 帰宅困難者徒歩訓練、安全衛生職場見学会、労働相談駅頭宣伝、労働衛生セミナーや労働相談の開催などの他に、ラオスを訪問しての人道援助や、釣り大会、ボウリング大会などの交流活動も盛り込まれています。 弱いものいじめの政治が続く中、具体的な活動を地道にこなす姿勢に、感銘を受けました。 2006年12月11日(月)
交通事故死者減少と、途上国での命の軽さ
東京都内の交通事故死亡者が、今年、過去最低になるとの見通しが報道されました。違法駐車が少なくなったお陰で、車の陰からの飛び出しが少なくなったり、飲酒運転の取り締まりが厳しくなったためとのこと。確かに、ここ北区や足立区でも事故の現場に出会うことが少なくなった気がします。
そんな折、先日紹介した、カンボジアで亡くなったカンボジア子供教育基金の堀本崇さんの弟さんから、お兄さんが亡くなった時の詳細が書かれた手紙が届きました。オートバイで走っていた堀本さんに、三人乗りで、飲酒運転のオートバイが、無灯火で突っ込んだ、とのことです。 あまりのコントラストに胸が痛み、やりきれません。法の支配と命の重さの違いだけでは片付けられないものがあると思います。 イラクで無差別テロなどで無くなる無実の市民がおまりにも多いことも含め、命を守る大きな運動を広げねばと思います。 逆に、それ故に、日本のような先進民主主義社会で、交通事故対策などを着実に進める必要があるのですが。 そして、それ以上に、いじめによる自殺を減らす具体的な対策も! 2006年12月6日(水)
アフガニスタン外交官が、新田中学で講演
足立区の新田中学校で、アフガニスタン大使館のマハバット一等書記官による講演会が開かれました。これは、新田高校の生徒と共同で、ここ数年間アフガニスタンの教育支援を中心に、300万円にも及ぶ募金活動を行ってきたことを、親しいアフガニスタン大使に話したところ、講演してくれることになったという経緯です。私は通訳もさせていただきました。
1979年から2001年まで内戦が続いたこの国では、子供がほとんど教育をうけられなかった他、タリバン政権下では女性が学校に通ったり、働くことも禁じられた。また、今でも屋根が無い教室での勉強、学校まで歩いて2時間もかかる生徒がいたり、教科書も1冊しかない学校などもある。こうした悪環境の中で、子供たちの学びたいという意欲は高く、それを支える日本からの援助はかけがいのないものだ、とマハバットさんは語ってくれました。 新田中学はPTA,生徒、学校、地域などが連携した地域のボランティア活動が盛んで、この講演には地域の方々も聞きに駆けつけて下さいました。 2006年12月3日(日)
全国最多の県会議員、国会議員より強いドン
全国最多タイの県会議員が誕生と2日の新聞が報じました。
茨城県議会議長の山口武平氏で、14回目の当選。85歳。全国都道府県議長会会長も務めます。 20年間にわたり自民党茨城県連会長を務め、故梶山静六、額賀福志郎、丹羽雄哉代議士などよりも県内で圧倒的な力を持つ“ドン”とのこと。 3日前までは、対抗馬として元新聞記者が立候補を表明していたが、いつの間にか立候補を断念。これまでも相手に立候補させずに追い込んだことも度々で、今回も「無投票当選」とのこと。 実は、神風英男代議士(民主党、埼玉県選出)が、12年前に山口武平氏に対抗して立候補したことがあると最近語ってくれました。神風候補を応援しているとわかると、山口陣営の人が訪ねてきて応援を止めろと迫られた。街頭演説を聴いていると写真を取られて、注意された。神風候補の選挙カーがヘリコプターで追跡されて、その後ろに山口候補の車が迫っていた、などのエピソードを語ってくれました。 結局神風候補の出陣式には家族を含めて15人しか出席できませんでしたが、7000票以上を集めての大健闘だったとのこと。 80%の議席を自民党が占め、10年間で15人程の市町村長が逮捕された茨城県の県議会選挙は10日(日)に行われます。 2006年12月2日(土)
残留孤児、国に賠償命令と養父母慰問活動
日本人残留孤児に対する国の賠償命令を求める判決がおりました。65人の残留孤児が国を相手取って、1人3300万円の国家賠償を求めた訴訟の判決が神戸地裁でありました。敗戦後、中国東北部(旧満州)からの速やかな帰国措置や、永住後の自立支援義務を怠ったなどとして、橋詰均裁判長は「国は孤児の帰国の妨げとなる違法な措置を講じたうえ、帰国後も自立支援義務を怠った」として、61人に総額4億6860万円(1人あたり660万〜2376万円)を支払うよう国に命じたものです。中国残留邦人をめぐる国賠訴訟で、国に賠償を命じた判決は初めてです。
国は、日中国交正常化の72年9月時点で、残留孤児を帰国させるための具体的な政策を実行に移すことが可能になったとした上で、孤児に対する自立支援義務については「孤児の大半が永住帰国時に社会に適応するのに困難な年齢になっていたのは、孤児の救済責任を果たそうとしなかった国の無策と、帰国制限という違法な行政行為が積み重なった結果」として、国は残留孤児に対して、日本社会で自立して生活するのに必要な支援策を実施する法的義務を負っていたとしました。 この判決を聞き真っ先に思ったのが、田端の劉錦程さんなどが毎年行っている残留孤児を育てた養父母に対する慰問活動です。中国人の父と、残留孤児(日本人)を母に持つ劉さんは、15年以上日本人と中国人によるグループで中国各地を訪問し、養父母を慰問しています。中国に侵攻した日本軍が置き去りにした子供をわが子のように育てた養父母の皆さんは、ほとんどが高齢で、帰国した孤児を日本に訪ねることもできません。 そこで、劉さんが代表を務める東京中国歌舞団の皆さんがコンサートをプレゼントし感謝を表しています。私も初期の頃、日本企業に話してパジャマや衣類などを寄付してもらったりして支援してきました。 法的な対応を政府に迫ると共に、こうした、市民のイニシアチブを支援することも重要です。それにしても日本と中国の架け橋として地道な活動を続けている劉さん達の活動に感謝一杯です。 - Ay Diary 1.0 - http://aki.adam.ne.jp | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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